【書籍】間違いだらけの設計レビュー[改訂版]

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設計書レビューの目的

●目的
・修正工数を減らす。
・手戻りの発生を防ぐ。

●設計書レビューで不備を見逃してしまうと…
・実装やテストで不備が見つかると、「設計書/実装の修正」および「再テスト」が必要になる。
 →修正工数は発生する。
 →手戻りが発生してしまう。

●注意点
・「完璧なドキュメンのト作成」が目的ではない。
・誤字脱字を見逃しても修正工数/手戻りは発生しないため、指摘する意味はほぼ無い。
・コスト削減効果が高いと思われる指摘をすることが大切。

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駄目レビュー①「気になったことを何でもかんでも言う」

・観点を決めずに言うのは駄目。

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駄目レビュー②「ドキュメント作成者をいじめる」

●以下のセリフを吐くのは駄目。
・こんな間違いするなんてあり得ない。
・やる気が感じられない。
・基本的なことができていない。
・センスが無い

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駄目レビュー③「体裁や形式の不備ばかりを指摘する」

●以下のセリフを吐くのは駄目。
・表の罫線がおかしい。
・表現が回りくどい。
・ここはイマイチ。私だったらこうするね。

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駄目レビュー④「管理指標(指摘数)の辻褄合わせをする」

●以下のセリフを吐くのは駄目。
・あと2件の指摘があれば基準クリアだ。
・この指摘を分割すれば指摘数を増やせる。

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駄目レビュー⑤「人間関係の持ち込み」

●以下の考えは駄目。
・この人は嫌いだから、たくさん指摘をしてやり込めてやろう。
・仕返しされるのは嫌だから、指摘するのは止めておこう。

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駄目レビュー⑥「見栄を張る」

●以下の考えは駄目。
・他の人は指摘できているのに自分だけできていないのは良くないから、適当に何か言おう。
・自分だけ指摘していないと、理解できていないと思われてしまうかもと思う。

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備考(新人集合研修のサブ講師の振り返り)

①どうでもいい誤字脱字を指摘してしまった。

②どうでもいい図の体裁について指摘してしまった。

③思いついたことを何でもかんでも指摘してしまった。

④指摘無しは良くないと思い、どうでもいい指摘をしてしまった。

⑤観点/目的を決めずに指摘してしまった。

⑥次回は以下を観点/目的とする。
・観点/目的は「成果物の品質を上げる」にする。

・どうでもいい誤字脱字/図の体裁も指摘するが、指摘表への記載は不要と伝える。
 →品質を上げるため。
 →モチベーションの低下を防止するため、指摘表への記載は不要にする。
 →記載不要はあくまで今回のみ。実務や他のレビュアー指摘の際は記載するよう伝える。

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